【CRAFTを実践しないときとした場合のイメージ図】

CRAFTの背景

「引きこもり」というと、

「当人が頑張るしかない」という考えが一般的です。

しかしながら、「引きこもり」と「家族」の間には、

共に依存し合っている共依存の関係がある場合もあります。

また、一般的にご相談に来られる方の多くは「親御さん」です。

最初のご相談で、ご当人がご相談に来られるということは多くありません。

中には、頑に第三者の専門機関を利用しようとしない方もいらっしゃいます。

サポート機関である、第三者との「窓口」となるのは、ご家族の場合が多くなります。

CRAFTのゴールは、家族の関わり方を見直し、家族が当人に対して、よりよい対応方法を学ぶことで、ご当人を専門機関などの「第三者」につなげるということを目標としています。

CRAFTの流れ

プログラムの流れは以下の通りとなります。（個別によって変動があります）

※引用図書「CRAFTひきこもりの家族支援ワークブック」境泉洋著

それぞれのSTEPを目安としします。一回のプログラムでいくつかを併用する場合もございますし、一つのSTEPに時間をかける場合もございます。

また、ご家庭の事情により、飛ばして良いと判断されるSTEPは概要だけお伝えし、次のSTEPに進めて行きます。

（例：暴力行為が無い場合は、ポジティブなコミュニケーションの修得に移る）

ご相談内容によって、適切なプログラムを作成していきましょう。

CRAFTの効果

CRAFTは「認知行動療法」や「行動分析法」に基づいて作成されているプログラムです。

現在のお子さんの行動が、何をきっかけに起こっているのかを分析し、

「望ましい行動」を増やし、「できているところをさらに伸ばす」という

アプローチをご家族が身につけることができます。

さらにここで学んだポジティブなコミュニケーションは、

今後のお子さんとの関わりにも効果があると言えます。

ポジティブなコミュ二ケーションがあることで、

・お子さんが「安心して話せる人」ができる

・安心があることで「率直に自分の気持ちを話せる」

・率直な思いが言えることで、「課題を焦点化」させやすくなる

・課題が分かることで、「改善方法」を見いだすことができる

といった効果が出るようになります。

家族とお子さんの関係が良好になることで、

引きこもり状態の長期化を防ぐこともできるようになります。

個別CRAFTプログラム

OFFICE NAKAGAWAでは、個別のプログラムをご用意しております。

なかなかお子さん本人へのアプローチが困難な場合、

まずはご家族からできることを見つけて行きましょう。

より良い家族関係は、一生物の価値があります。

一つずつ必ずできるようになりますので、

一緒に取り組んで行きましょう。

お問い合わせ

「お問い合わせ」より

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※引用図書「CRAFTひきこもりの家族支援ワークブック」境泉洋著